どうも、独自ドメイン取ったからにはブログを頑張らざるを得なくなったREN(@REN_QDST)です。
今回は、先日開催されたSCREAM OF SEIRENのタイムテーブル非公開の是非についてはいろいろお客さんサイドからタイムテーブルを公開すべき、という意見がよく見られました。
お客さんサイドからすれば言いたいことがわからなくもないのですが、結論から言うと、無料ライブではタイムテーブルを公開すべきではありません。以下、それについて説明させていただきます。
- 有料ライブはタイムテーブルを公開すべき
- 無料ライブの趣旨
- 無料ライブのタイムテーブル公開は出演者にとって不利益
- それでも「タイムテーブルを公開すべきだ!」という人へ
- 無料ライブの本質
- まとめ
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有料ライブはタイムテーブルを公開すべき
まず、有料ライブのタイムテーブル公開は公開すべきです。有料ライブは、お客さんが自分でチケット代を支払って、自分の見たいバンドの為にライブ会場に足を運びます。そのため、お金払ったのに見れなかった!という問題を避けるためにもタイムテーブルは公開したほうが良いでしょう。その点は僕も相違ありません。しかし、有料ライブと無料ライブの趣旨は少し異なります。そのため、有料ライブの法則を有料ライブに当てはめるべきではありません。
無料ライブの趣旨
今回開催されたSCREAM OF SEIRENの無料ライブの趣旨は、3つありました。
- ライブに来た事がない人の背中を押す
- 空き時間を埋める
- 新しい発見への機会提供
それぞれ見ていきましょう。
ライブに来た事がない人の背中を押す
ひとつめの趣旨は「自分たちの音楽を知らない人、又は来ようか迷っている人の背中を押すためにのもの」というものです。Twitter等のフォロワーで、「バンドが気にはなってるけど来る勇気が出ない人」のライブに行くハードルを下げてあげるものというべきものでしょうか。
先日のSCREAM OF SEIRENの無料ライブは、「バンド側が出演費という形でコストをかけて出演し、これまで自分たちのライブを見たことがない人に見に来てほしい」という気持ちから開催されています。バンド側の『お試しでいいからとにかく自分たちを見てくれ!』という気持ちから開催されているイベントだったんですね。
空き時間を埋める
他にも、空き時間を埋めるという意図もありました。「知ってるバンド名あるしちょっと遊びに行ってみようか」とふらっとライブハウスに行きたい人向けでもあったんです。
- 夜には予定があるけど、夕方まで暇だし行ってみようか
- 夕方以降暇だし夜いってみよう
とか、そういう「空き時間」を埋めるために利用してほしい、という意図もありますね。これまでのライブハウスでのイベントは、いわば1日のメインディシュであった事が多いと思います。しかし、無料ライブは、お客さんの空き時間を埋めるために利用できるという「前菜」としての役割も果たせたら、という気持ちもあって、開催されています。そういう意味では、新しいイベントの形を模索していたとも考えられていますね。
新しい発見への機会提供
3つ目の趣旨は、「段自分たちと違う界隈で活動しているバンド同士が共演することで、それぞれのお客さんに新しいバンドが知ってほしい」というものです。
ジャンルの幅が広かった意図は、こういうお客さんへの機会提供の意図もありました。僕自身もうそうですが、なかなか新しいバンドを探したりとか、自分から能動的に探す人って結構少ないですよね。チケ代払ってまで好きじゃないかもしれないジャンルのイベントに実験的に足を運ぶってのはなかなかない。そんな時に、こういう無料ライブでジャンル幅が広めだと、新しい発見と出会えるのではないか、というものがあるかと思います。
無料ライブのタイムテーブル公開は出演者にとって不利益
上述した理由を鑑みると、タイムテーブルを公開してしまえば、出演者の不利益にしかなりません。
タイムテーブルを公開すると、当然ですが、『目当てのバンドだけ見て帰る』という事が起きますよね。それをやられてしまうと、上記3つの趣旨が全て叶えられず、出演者からすれば、ただ「お金を払っていつものお客さんに無料でライブを見せた」だけになってしまいます。何も次につながらないんですね。おそらくいつも来てる界隈のお客さんだけが集まるし、いつもの界隈のお客さんが集まれば、バンドのグッズや音源が新く売れることもありません。新しいバンドを知ることもなれれば、「あーその時間だったらしんどいからいいや」となって足を運ぶかどうかという前段階から行く気を無くさせてしまうでしょう。
しかし、『目当てのバンドのおおよその時間がわからないと予定も立てれない』というのもまた趣旨に反するので、出演者側には『おおよその出演時間なら告知しても良い』と許可されていました。例えば、うちのバンドだったら「19時くらい」みたいな感じで。おおよその出演時間を知ることで、ある程度予定は立てやすくなると思います。そういった点にも配慮はなされていました。
ちなみに、他所で行われた無料ライブでは「タイムテーブルを公開すると動員が下がった」というデータがあります。そういったデータも参考の上、タイムテーブルは非公開とされていたんですね。
それでも「タイムテーブルを公開すべきだ!」という人へ
それでも「タイムテーブルを公開すべきだ!」という人もいるかと思うのですが、そんなにそのバンドのライブがみたいのであれば、チケット有料のライブに行けばいいのではないでしょうか?
きっとどのバンドもそこそこライブはしていると思いますし、チケットが有料であれば、タイムテーブル公開しているとこも多いです。公開でなくても、訊けば教えてくれることも多いでしょう。
というか、
バンド側もイベント側も「チケット無料というこれ以上ないサービスを提供してい」て、且つ「おおよその時間の告知は各バンドのSNS等でなされている」にも関わらず、文句言って足を運ばないという人は、
絶対に有料のライブにも行かないでしょ。
仮に行ったとしても『金払ってるんだから』みたいな尊大な態度をとりがちではないかと思います。そういう観点からみれば、ある種の糞客フィルターにもなるので、バンド側としてはメリットもありますよね。(※もちろん、用事や時間上の理由で行けないって人はコレには当てはまらないので、誤解しないでくださいねー)。
各バンドも、イベントも、無料の時だけ来てほしいのではないと思います。一回見てもらってから普段のライブに来てほしいというのが全バンドの本音です。なので、チケット無料+おおよその時間も把握できている状況でも行かない人は、今後も行かないと思うので、無料ライブにも無理して行かなくてもいいと思っています。
無料ライブの本質
無料ライブは、出演者がコストを費やして出演しているライブです。チケットバックがないイベントなので、普段のライブとは違うんですね。
イベント側としても、出演者の利益を優先するのは当然だと思っています。そもそも、ライブハウスやイベントのお客さんってバンドや出演者なので、やっぱり最大限アーティストに還元したいと考えますよね。そのため、アーティスト本意のイベントになるのは、仕方がないんです。少なくとも、先日のSCREAM OF SEIRENの無料ライブは、そういうスタンスでした。
まとめ
有料ライブは、お客さんがお金を支払っているイベントでもあるので、タイムテーブルは公開すべきです。
しかし、先日のSCREAM OF SEIRENの無料ライブは、イベントの趣旨として「ライブに来た事がない人の背中を押す」「空き時間を埋める」「新しい発見への機会提供」を挙げていました。そのため、タイムテーブルの公開に関して、イベント趣旨に反するので、公開されませんでした。
それでも「タイムテーブルを公開すべきだ!」という人は、チケット有料のライブに行けば全て解決すると思うので、チケット有料のライブに行くべきだと思います。
無料ライブは、出演者がコストを費やして出演しているライブなので、出演者の利益が優先されます。
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【#拡散希望】
— REN👼QEDDESHET👼 (@REN_QDST) 2018年12月10日
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色んなエグい声出してますんで、よかったら拡めてやって下さいまし🙇💦#らぶりつください #V系好きな人RT #metal#deathgrind #deathcore pic.twitter.com/fpoY43J6Tg