けでしゅと・れんの戯れ言

現役バンドマンによるバンド運営のノウハウやテクノロジーに関すること、新しい情報の紹介ブログ兼QEDDESHETボーカルの個人ブログ

"天才にも旬がある"ということを聖剣伝説2リメイク版のBGMを聴いて思った、という話。

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聖剣伝説2リメイクの音楽を期待して聴いてみたら絶望感しかなかったREN(@REN_QDST)です。こんにちは。
今回は聖剣伝説2リメイク版のBGMをひたすらディスる記事です。聖剣伝説2リメイク版のBGMが好きな人は見ないでね。

"旬を過ぎた天才がどうなるのか"を体現してくれた菊田裕樹さん

ちょっとぐぐればめちゃくちゃ不満が溢れてますが、聖剣伝説2リメイク版BGMがあまりにも酷かった。
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個人的に聖剣伝説2はRPGの中で、古の記憶の想い出補正を差し引いても良曲揃いだと思っていて、リメイクにはテンション上がったものです。うちのドラムのYASUとこれのためにPS4買う?ってなったレベルで。引っ越しでばたついてて結局存在を忘れたまま今に至ります。

で、楽曲聴いてみて、なんじゃこりゃ…となってしまった。
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全曲はこちら。なんかDTMを趣味でやってる人が個人の趣味で好き放題いじったらこうなりました、みたいな出来栄え。

いやいやいやいや…違うだろ、と…。
誰もこんなの求めてないだろ、と…。
楽曲で世界観破壊しすぎだろ、と…。

主に以下4文で表現できると思うのだけども、
・シンセサウンドの曲と生楽器中心の曲が合っていない
・パート増やしまくった結果不協和音になってうるさい
・原曲崩壊してネタに走ってるものがあり
・中世的世界観の原作なのに電子音多すぎ

と、もう聞くに堪えない…ちゃんと全部聴いたけどさ。



「原曲良くてもアレンジャーが糞ならアレンジされた楽曲も糞になる典型だな!原作愛の欠片もねー!どこの素人起用してアレンジさせたんだ!原曲作曲者の菊田裕樹さんに土下座しろや糞アレンジャー!!」と怒り心頭にググってみたら…
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まさかの作曲・楽曲監修者が菊田裕樹さんでした。なにこの絶望。素人のDTMerであってほしかった。
しかも、菊田裕樹さんご本人がアレンジした『少年は荒野をめざす』、『危機』、『子午線の祀り』が最もひどい。一番思い出深い楽曲たちが一番ひどい。『子午線の祀り』はマシだけども。インタビューでは菊田裕樹さんも「私もアレンジをやってみたいし、やるべきだろうな」と言っていて、そりゃ確かにそうなんだけども、結果的に一番やったらあかん人やった。

アレンジに関してはディスりまくってますが、菊田裕樹さんは作曲者としては天才だったと思います。少なくとも聖剣伝説2の原版を知っている人は大体こう思うはず。

ただ、このアレンジを聴いてみて、「才能にも旬がある」んだなと認識しました。(関連記事:
経験からくる"予測"はアップデートしなければ腐る - けでしゅと・れんの戯れ言

多分、菊田裕樹さんは、このアレンジをしている際に『自分がやりたいアレンジ』を優先してしまい、ユーザーが聖剣伝説に求めているもの(SFC版の上位互換アレンジ)を全く考慮しなかったんですね。自分のオナニーを優先してしまった。

もし、才能が衰えていなければ、そのオナニーでもユーザーを満足させられたのだと思います。が、肝心の才能が衰えていたので、こうなってしまった。衰えた才能に技術と知識、最新機材を提供したらこんなんできました、みたいな典型なように思います。別に楽曲をオナニーで制作すること自体は何も悪くないです。それが、自身の作品の範疇なら。今回は、ゲームのBGMで、しかもリメイク版だった。求められてるものが違う。

菊田裕樹さんが聖剣伝説2の楽曲を制作した時は、今よりも確実に機材しょぼかったし、技術や知識もなかったはずです。でも、年月を経て全てを更新して出来たものは、コレだった。
知識や経験、機材があっても、音楽は良くならないってのを学べました。本当にありがとうございました。この音楽聴いてゲーム買わなくてよかったと安心した。

老害がいるせいで若手が意見できない環境?

きっと同じ現場にいた若いアレンジャーの中には「ほんとにこんなんでいいのか?」と思っていた人が何人かはいるはず。原版をグレードアップさせている楽曲もあるので、原作愛があるアレンジャーも中にはいるのは楽曲を聴けばわかります。
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ただ、若手が天下の菊田裕樹さんに意見なんて言えるはずもない。「これダメじゃね?」と思っても、監修者がこれでOKと言われればOKとせざるを得ないんですね。

どこの業界でも多いと思います。色んな映画監督の作品なども、晩年になればなるほど劣化していく現象は、この「下の人間が何も言えない」環境のせいです。大御所に意見なんて言えるわけない。結果、大御所のオナニーが出来上がる。

こうなった時、古の天才はどうなるか?というと、言葉は悪いですが、ただの老害です。大御所ゆえに周りが意見を言えなくなってしまい、それをそのまま世に出さざるを得なくなる。



どんな天才クリエイターも、いつかその才能の旬が終わるこというのを意識しておこないといけない、という良い例ですね。

こういった方々はどうすべきだったかというと、とにかく「譲る」べきだったと思います。
菊田裕樹さんの場合は、監修を引き受けてはいけなかった。若くて原作愛が濃いアレンジャーに任せるべきだった。聖剣伝説2にすがってはいけなかった。

今バリバリで才能を発揮していらっしゃる実業家の方によると、今の段階から自分の才能は衰えることを見越して、譲り癖をつけている、という事でした。惜しいけど下の人間に事業を譲る、ということを意識しているみたいです。譲り癖をつけておくことで、自分がひとつのものに縋らず、若い世代がより発展させてくれる事を期待するそうな。すげえなあと思います。
僕は何の才能もないので無関係な話ではあるのですが、感動しました。笑

まとめ

ともかく、今回のアレンジは残念だったなぁ、という次第。
SFC版の音楽に切り替えもできるみたいなので、SFC版でやったほうが良さそうですね。
聖剣伝説好きな方はこちらのオーケストラ版買うと良いです。欲求を全てを満たしてくれています。これをBGMとして採用してくれたらよかったのに…。

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