けでしゅと・れんの戯れ言

QEDDESHETボーカルの戯れ言

巣鴨獅子王の閉店に伴いオーナーサイドと店長サイドの争いを見てて思った事

※2020年8月1日、一番下に追記を書き加えました。


巣鴨獅子王の閉店、悲しいですね。
昨年末にQEDDESHETとしては初めて主催をやらせて頂きまして、とても良いイベントが出来ました。

2019年12月の獅子王マンスリーフライヤーでは表紙もやらせて頂きました。
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本当に感謝しても感謝し切れないし、残念。
まさか2月に行った箱飲みが最後の獅子王になるとは思ってもいませんでした。

今回の閉店騒動については、色々ありますね。
店長・副店長サイドの意見とオーナー秋元さんサイドの意見。
真っ向から対立しているという感じ。

非常に残念です。

先に言っておきますが、僕はどっちが正しいとかどっちが嘘ついてるとか、そんな二元論的なバカバカしい事は言いません。
あの箱は好きでした。好きだからこそ、こういう終わり方が残念。
だから、ただ独り言として、言葉を残しておきたい。



僕は、獅子王のオーナーの秋元さんとはもう10年くらいの付き合いでした。四谷アウトブレイク時代ですね。

最近は年に1度会うかどうかでしたけども、何も知らなかった当時の僕に音楽人としての筋の通し方や仁義等を会話の中で教えて頂きました。
そんな人が雇われ店長を辞めて、獅子王という城を作る、という報告を聞いた時は、めちゃくちゃ喜んだものです。

で、コロナ禍において獅子王だけはクラファン等何もやってないけど大丈夫なんかいな?と思っていたところに、あの発表。

あの筋を通す秋元さんがこんな店の閉め方するか?と、正直獅子王の公式の発表やスタッフからのLINEでは疑問だったのだけれど、まあ、後日見えてきたオーナーサイドの友達のツイートからは、「あー⋯⋯なるほど」と。秋元さんの性格を鑑みても、それは納得できるものでした。

あの人ならきっと後処理も1人で抱え込んで悪者になっても約束を通す為に何も話さないだろうなぁ、と。そういう人だと思ってます。アホだと思いますが、それが秋元さんという人だと思ってます。

ここだけみると、なんだかお前は完全にオーナーサイドの味方じゃないかみたいな書き方ですけども、そうではありません。

秋元さんという人と為りを知っている側からすると、今回の閉店騒動については納得出来なかったのですが、それの合点がいった、というだけ。

獅子王は何度も遊びに行ったし、企画も打ったし、出演もさせてもらった。ここ数年では、遊びに行った回数が1番多い箱だったかもしれない。

そんな中、僕らが最高に楽しい時間を獅子王で過ごせたのは、店長の丸木さんや副店長の百武くん、カズマくん等のスタッフさんのお陰です。

僕らバンドマンが獅子王で楽しく過ごせたのは、現場のスタッフのお陰。オーナーの秋元さんじゃなかった。

僕にとっての獅子王は、丸ちゃんと百武くんだった。

彼らがいたから獅子王には愛着が持てたし、遊びに行こうと思えた。知り合いおらんけど百武くんかカズマくん誰かしらいるだろうしこのライブ見に行こうか、と思えた。

それに──ここからが大切なところですが──彼らの手腕があったから、獅子王はこの時代的にライブハウスが苦境に立たされるしんどい中、平日ですらホールレンタルが難しいほど繁盛させる事ができたんです。



渋谷や新宿の箱でもヒーヒー言いながらブッキングしてる中、巣鴨の獅子王だけはホールレンタルでどんどんスケジュールを埋めてった。1年先ですらほとんど埋まってしまうようなくらい大繁盛してる箱になっていた。

それが出来たのは、丸ちゃんや百武くんの手腕があったから。それはスケジュールを見てれば一目瞭然だよね。

秋元さんは信用に足る人物ではあるけれど、昔気質な人だから、流行りや時代を見据える事には向いてなかった。秋元さんだけではこれだけ若いアーティストが集まる箱にはできなかったと思う。

きっと所謂シニア世代の為だけの遊び場になっていた。若い世代のバンドマンが切磋琢磨する場所にはなってなかった。
それは、秋元さんが押さえてたスケジュールの日に箱に行けば、一発でわかるよね。たまに行ってたけれども。

今回の1件、確かに傍から見えている情報だけみると、
『店長サイドの謀反だ!』
『あいつらが獅子王を乗っ取ろうとした!』
『謀反に失敗したからオーナーは閉店せざるを得なかったんや!』
として、丸木店長や百武副店長を悪く言うのは糞簡単。
糞簡単だけど、はっきり言います。

ナンセンスです。

物事を二元論でしか見れてない愚かさすら垣間見得ると言っていい。



コロナ禍でも見通しが立つほど潤沢な資金を貯めれていたのは、なんで?
他の箱が必死になんだかんだと延命措置をしておる中、80%給与支払うとオーナーが言えたのはなぜ?
なぜ店長サイドにそこまでの権力を渡してしまっていたのか?

それは、店長や副店長が店の売上の大半を上げ続けていたからでしょう。

それだけ貢献しているんだから、もっと権限を寄越せ、と言うようになるのは人の心理として当然。
売上上げたら上げた分だけ発言権を持たせてしまうし、汗水垂らして働いている現場の人間が現場のトップに付くのも当然。
そして、秋元さんが何故そこまで丸木さんに権限を与えてしまったか、与えざるを得なかったのかについても、まさしくそれ。
売上が圧倒的に高かったから。

皆の遊び場を返せだの、丸木さんらを追い詰めるだのとオーナーサイドの人間は言ってるけど、その遊び場を保てるだけの売上を上げてたのは誰だっつー話。

結局金の話?ってなるけど、店の経営に関わる話なんだからそりゃ金の話になるでしょうよ。

それに、金の話だけじゃない。
丸木さんも百武くんも、アーティストがとにかくやりやすいようにと環境改善に努めてきていた。ルールを考えて効率化していた。お客さんからも好きになってもらえるよう、愛想良く接していた。

"巣鴨獅子王"として企業努力をしていたのは、彼らだった。だからこそこれだけのアーティストやお客さんに愛される箱になった。

そして、だからこそ、僕らも獅子王が好きだったし、獅子王に出演したいと思えた。

アーティストサイドから言うと、例え内部で紛争起こしてようが何だろうが、ひどい契約書作ってようが、やりやすい箱を提供してくれる丸木さん百武くんサイドに立たざるを得ない。

あくまでもアーティストとしての立場ならって話ね。僕らは僕らで顧客(ファン)を満足させなきゃいけないから、ファンの満足度を上げる箱でやらなきゃいけないわけ。シニアの発表会でバンドやってるわけじゃないからね。



別に店長サイドの肩を全面的に持つわけでもないし、やった事が本当なのであれば、ちょっとそれは酷いんじゃない?とも思う(まあ多分本当なんだろうけど)。

でも、それを言えるだけの売上の上げてきてたんだよね?って話。
そこを一切検討しないで片側だけの肩を持つのはナンセンスなんじゃないの。

仮に、そこまでパワーバランス崩れてなければ、丸木さん達だけトカゲのしっぽ切りして、獅子王という名義を保って回復させる事だって出来た。実際そういう箱も多い。新宿〇ッ〇パワーとか。

閉店せざるを得なかったのは、大半が丸木さんや百武くんの顧客でスケジュールが埋まってたから、そこでこの2人を切ると、しっぽじゃなくて首を切り落とす事になったからでしょ。

もうちょっと物事を俯瞰的に見てくれ。
外野が対立煽り過ぎ。コロナ禍のストレス発散の捌け口にしてるようにしか見えないよ。

もう双方、内部では決着着いてるんだからさ。どっちかが絶対的に正しくてどっちかが絶対的に悪なんてものはないわけで。

そこで外野が争ったところで、何になるわけ?

秋元さんだって不満ある中、ほんとなら発信できたのにそれをやらずに口を閉じてるんだからさ、何でそうしてるか、その気持ち察しなよ。それがあの人の通してる筋なんだからさ。

こんなこと言うとオーナー側の友達が『店長サイドが契約書でオーナーの発言権を封じたからだー!』とか言いそうだけどさ、民事法には信義則ってものがあるんだよ。信義則に反する契約は認められないわけ。多分内容的には信義則に反してるでしょ、その契約書。だから別に発言したって良いんだよ。

でも、例えそうだとしても、秋元さんは言わないでしょ。それはあの人がそういう人だからだよ。
自分が口を噤む事で上手くまとまるならそれで良いって思う人。だから面倒なこと全部引き受けて閉店させたんじゃないか。なら、彼の気持ちを察してあげてよ。

僕は秋元さんから直接話聞いたわけじゃないけど、あの人の人と為りがアウトブレイクの頃から変わってないのであれば、そういう人なんじゃないかなって思うよ。

まあ、結局何が言いたいのかっていうと、外野で騒いで煽るのやめなよって話。
どんだけ怒ったって、もう閉店決まって、スタッフは解雇されてるんだからさ。戻って来ないんだよ。あの場所は。


ぶっちゃけると、傍から見てても、オーナーVS従業員の構造は随分前からはっきりと見えてた。

でも、まあこれは割とライブハウスあるあるで、そこから対立して新しい箱ができて、というのを繰り返してきたのも東京のライブハウス事情。新宿wildside tokyoや新宿club SCIENCEもそうですね(あれ?どっちも新宿〇ッ〇パワー発端だね?)。

コロナ離婚とかっていう言葉も出てきたけど、このコロナ禍は、今まで内包していたけれど見ないようにしていた問題点を、一気に炙り出したものだったのかもしれないね。
今回の獅子王の1件も、根っこはコロナ離婚と同じようなものを感じたよ。

ライブハウス、バンド、会社、家庭。
それまでの小さな問題をどれだけ見て見ぬふりをしてきたか、或いは小さく細かく対処してきたかによって、問題の大小は変わってたんだろうなと思うし、人間関係においても、ちゃんと対処するのが大事なんだなって改めて思いました。

と、上手く頑張ってまとめてみた(まとまってない)

最後に。
2019年はほんとに糞みてーで糞過ぎた1年だったけどさ。
それでも、2019年最後にバンド人生史上最高なライブができたのは、バンドって最高だなって思えたのは、丸木さんや百武くんたち巣鴨獅子王のスタッフのお陰だったよ。ありがとう。

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追記:

なんだか巣鴨獅子王、復活するみたいですね!
僕のこの記事が完全に無駄なくらい、筋も糞もなく、

ただ単に店長・副店長を解雇して仕切り直したかっただけ

のようでした!新宿〇ッ〇パワーとやってる事同じでしたね!!
お疲れ様でした!!!!